※関東民に限らないのでは…と思い、題名及び内容を少し修正しました
日本で一番”スナック”が多い街、宮崎県の繁華街「ニシタチ」
筆者は宮崎県にとても縁がある。とはいえ生まれは福岡県で、鹿児島で幼少期を10年過ごし、中学生から高校卒業までまた福岡で過ごして、大学以降は今に至るまで埼玉である。
何故そんな筆者と宮崎に縁があるかというと、祖父母と父母が最期の時間を過ごしたのが宮崎県だからだ。
故に宮崎にはちょくちょく行く。父母が逝ってしまった2023年現在も、実家の片付けでよく顔を出す。
新幹線が通らず、陸の孤島と揶揄される事も多い宮崎県だが、少なくとも夜遊ぶ場所に困ることは無い。
週末の夜はわりと観光客や地元民の活気で飲み屋街は賑わう。
その中心地が一番街商店街を中心とした、俗に「ニシタチ」と呼ばれる場所だ。このニシタチだが、日本で一番スナックの数が多いとされている。
宮崎の「スナック」と頭の中の「スナック」は別物
スナックというと、「場末」とか「常連」等の言葉が思い浮かんでくる人も多いだろう。
筆者に限った話ではないだろうが、どうしてもスナックというと「ソファ」があって「常連」が座っていて「着物のママ」と「チーママ」が居て、「演歌」を歌う常連の間を忙しくキャストが動き回る…そんなイメージが無いだろうか。
筆者はある。というか、筆者は「あった」が正しい。
これはおそらくテレビの影響だ。テレビではそんなスナックが良くも悪くもドキュメンタリーで取り上げられたり、ドラマに出てくることが多いからだ。
故に、宮崎で筆者は「スナック」を避けていた。
行きにくい、入りにくい、観光客や地元民じゃない人間は歓迎されないのではないか。そんな思いがあったからだ。
しかし、オタノミの運営は趣味を兼ねた仕事である。オタノミは広告媒体なのである。仕事で回らなければいけない場所を避けては通れない。なのでオタノミを運営し始めて、宮崎のスナックに行く機会が出来た。飛び込まざる得なくなったのだ。
で。
結論から言うと、宮崎のスナックは、飲み放題付き「BAR」だった。
あの[頭の中にあるスナック]ではなく、カウンターがメインで、ボックス席が少しだけある。
殆どの店がそういった作りになっている。
確かにママさんは居るが、着物も着ていないし、カウンターから出てこない事が多い。ママと言うより気さくな女性バーテンダーって感じだ。
じゃあ宮崎で言うスナックってなんだ
宮崎でスナックという名称は、安い金額で楽しく飲める小さなお店の総称だと思った方が良い。
大体の店は1セット60分~90分、飲み放題で3000円~4000円。主にカウンターがメインで、常連さん以外の方も多く居る。
ママさんだって若い方も結構いる。アニソン歌ってもボカロ歌っても誰も気にしていない。観光客だからとはじかれることは無い。特に、オタノミに載っている店舗は尚更だ。
もしかしたら宮崎に限らずなのかもしれない「呼称」
長々と書いてきたが、宮崎に限らず、地域によって店の種類における呼称はイメージと違うかもしれない。スナック・クラブ・コンカフェ・ガールズバー等々、関東のイメージで地方に行くと面食らう事が多い。
ガールズバー等は最たるもの。詳しくは書かないが、池袋のガールズバーに行った後、地方都市にあるガールズバーに行くとその違いに驚くことは多い(但し大都市圏は別)
呼称に囚われず、せっかく旅行や出張でいつもと違う土地にいるならば、その土地のお店を巡ってみるのも面白いと思う。先ずは踏み出す1歩と、財布の中身を味方につけて。
但し、居酒屋はどの街もやはり居酒屋だという事だけは付け加えておく。