新しく自転車を始めようとしているあなたにまずお礼と感謝を。
これから運動として、趣味として、通勤や通学の足として自転車を始めたいと思ってここにたどり着いたあなたは、マイナーではあるが楽しい世界に足を踏み入れようとしています。ありがとうございます。
一時期、弱虫ペダルやろんぐらいだぁす等アニメの後押し、さらにはコロナ禍により自転車に乗る方は増えていた。自転車が中々手に入らない状態が続いたほどだ。
しかーし。
現状自転車業界は下降気味です。相次ぐ値上げ、パーツや本体の高騰、公共交通機関を普通に使える状況に戻ったこと。
ありとあらゆる状況が自転車には不利。(ガラパゴス化した電動ママチャリ除く)
そんな中、スポーツ自転車を始めてみたいと思ってくれたあなた。
神です。
本当にありがとうございます。人口が増えることはいいことです。
スポーツバイク(スポーツ自転車)の種類
まず、スポーツ自転車を購入しようとなった場合、「絶対にこれに乗りたい」っていう決まった物が無い限り、どの自転車にするか迷うと思う。この項目では、それぞれの特徴を超初めての方にもわかりやすく紹介していきたい。
・クロスバイク
ハンドル:真っすぐ。ストレート。(厳密に言うと握りやすく多少曲がってはいます)
乗車した時の姿勢:比較的乗車した際に体が起きる。ママチャリほどでは無いにしても、体は起き上がる傾向にある。
サドル:クッションが利いていて、おしりが痛くなりづらい。
ギア:種類によってだが、7段~21段くらいまであり。
ブレーキ:Vブレーキが主流。止まりやすい。最近はディスクブレーキも有る。
値段:有名ブランドだと6万円くらいの物から30万くらいまで。(電動アシスト車除く)
ポイント:元々スタンドが付いている物も有るし、後付けも比較的簡単なので街乗りからちょっとしたサイクリングまで可能。自転車の重量が少しだけロードバイクより重かったりするので、ヒルクライム(山登り)やロングライド(長距離走)向きではないかも。値段的にも気軽に始めやすいスポーツ自転車。ナカノヒトもクロスバイクからスポーツ自転車に入りました。
・ロードバイク
ハンドル:ドロップハンドル。くるって丸まってるタイプの物。写真見てください。
乗車した時の姿勢:比較的乗車した際に体が寝る。猫背みたいな姿勢。体幹は鍛えられますね。
サドル:硬いものが多い。慣れないうちはおしりが痛くなる。慣れてもおしりが痛い場合もあり、サドルを何度も変える「サドル沼」と言われる沼がまっている。ちなみにロードバイクだと「ライト沼」なんかも有り、お金が後から追加でかかることが多い。ナカノヒトは4回サドルを交換して落ち着いた。
ギア:種類によってだが、16段~24段くらいまである。
ブレーキ:現在はディスクブレーキが主流。他にキャリパーブレーキがあるが、メーカーがディスクブレーキ車しか売っていない事も多く、手に入りづらいかも。但し、キャリパーブレーキの場合は自分でメンテナンスする場合、楽。
値段:有名ブランドだと15万円くらいの物から上は天井知らず。200万とか。
ポイント:ロングライド、スポーツ(レース)向きで、スタンドも無いため街乗り向きではない。また、本体が高額なので(クロスバイクも同じだが)気軽に置きっぱなしは出来ない。
さらに、後から部品を交換しやすいので、追加でお金がかかることが多い。
軽ければ軽いほど良いという風潮が蔓延しており、「教えたがりおじさん」の温床となっているコミュニティもあるので、どこかのチームやグループに所属するときは要注意。
ナカノヒトは気ままに走れるソロライドがメイン。
・MTB
ポイント:オフロードを走るための自転車。タイヤが太く、舗装されていない道路でも走れるように設計されている。サスペンションが搭載されているのでガタガタ道を走るのに適している。街乗り向きではない。
・グラベルロード
ポイント:オフロードもそのまま走れるロードバイク型の自転車。ロードバイクとの違いは、タイヤの太さやギアの種類、ハンドルの形状等諸々有るが、専門用語が飛び交うのでここではあえて詳しく書きません。自宅周辺に砂利道や林道が多い、ガタガタの舗装路しかない、自転車に乗ってキャンプに行きたい等、特殊な使い方をする場合にはお勧めだが、初めてスポーツ自転車を購入しようと考えている方にお勧めできるかというと、正直なんとも言えません。
上記以外にもE-BIKEやミニベロ(小径車)等もあるが、ここでは割愛。なお、グラベルロードやMTBに関してはナカノヒトは乗ったことが有りませんので、詳しく書いていません。
選ぶのは自分、ほかの人の意見はあくまで参考に。
ここまでスポーツバイクの種類について書いてきました。
が。
このブログで書きたかった大事な話はここからです。
口調も変わります。それくらい大切な話です。
それは、スポーツバイクを初めて買うとき、「他人の意見に振り回されずに自分が欲しいもの、乗りたいものを買って欲しい」ということです。
どこの業界でも「古参」も「教えたがり」もいます。そしてなぜかロードバイクに乗っている「古参」や「教えたがり」な人の多くが、スポーツバイク初心者にロードバイクを勧める人が多いのです。
「クロスバイクに乗ってもどうせ後からロードバイクに乗りたくなるから」
それが彼らの言い分です。
クロスバイクとロードバイクどちらがお勧めかと問うと、必ずロードバイクに乗っている人はロードバイクと答えます。そりゃそうですよ。だってロードバイクに乗ってるんですもん。
でも、新しくスポーツバイクを始める人全てにロードバイクがあっているかというと、ナカノヒトはそうは思えません。クロスバイクでずっと楽しめる人、ロードバイクに乗り換える人、グラベルやMTBがあっている人。それは人それぞれです。最悪スポーツ自転車自体があわない場合もあるでしょう。
けれど、どういう結果になっても、自分で決めれば後悔はしません。いや、後悔したとしても自己責任で済まされます。納得もできます。
スポーツバイク(自転車)は高価な買い物です。よく選んで、試乗してみて(試乗できるイベントも結構やってます)、そして、自分で選んでください。
情報を集めることは大事です。しかし、スポーツバイク購入に関しては最終決断は自分で決めてください。周りの意見で高いお金を出して乗るバイクを決めるなんて愚の骨頂です。あなたが欲しいスポーツバイクが今あなたにとって最高の物です。
次は
文章内に出てきたサドルやライト等、必要なパーツ(部品)について書けたらいいな、なんて思っています。いつになるかわからないですが。