キャストドリンクがどんどん値上がりしてる
先日福岡に行く用事があり、その際に中州のサブカルバーは元よりコンカフェやガールズバー等行ける場所には行きまして。
要は現地調査ですね。
そこでキャストドリンクの値段に対して思うことがありました。
中州特有の物かなと思ってあえて文章にはしていなかったのですが、どうやらそうでもなく、全都会共通みたいなので、最近のキャストドリンクの動向を少し書いておきたいなと思います。
2024年の夏情報となります。
そうです、キャストドリンクの値段がどんどん上がってきているのです。
キャストドリンクの種類が増えている
以前は、キャストドリンクは大体どのお店も一種類でした。
「キャストドリンク」しか無かったのです。値段は店によってまちまちでしたが、大体700円~1200円が通常価格でした。
大きな変化が起こり始めたのは、恐らくコロナ明けくらいから。
キャストドリンクに「サイズ」の概念が現れました。S・M・Lの3種類が主流でした。値段は大体800円~2000円程です。
そして2023年頃、サイズごとの金額が上がりました。概ね1000円~3500円程でしょうか。更に店によって言い方は変わりますが、Lの上、つまりLLサイズが現れました。
そして今。
S・M・L・LLの値段が吊り上がりました。Sが1200円くらいから。LLに至っては6000円近い金額を取る店も出てきました。
一昔前の一番安いシャンパンの値段が、通常ドリンクLLサイズになったのです。
そうしてお金のない者は淘汰されていく
今、コンカフェやガールズバーに行く人の年齢層は30代後半~50代がメインになっています。それは当然です。一昔前のキャバクラみたいな金額がワンセットで持っていかれるのですから。
飲み放題40分3000円。キャストドリンクのSを出してもキャストによっては10分で一杯飲んでしまい、結果4杯で4800円。サービス料と税金で20%。
安くすまそうとしても9360円(キャストドリンクを出さない猛者は別ですが)
このキャストさんと話していたら楽しいな、ずっと話していたいな、で40分約1万円。
そりゃお金が無い人は淘汰されていきます。
結果客の奪い合いになっていく
キャストドリンクに関しては、コンカフェやガールズバーの話であり、アニメバー等の「コンセプトのあるバー」はまた別ですが、もしかしたらそういった流れが女性キャスト中心のアニメバー等他にも波及していく可能性は有ります。
ただでさえ実質賃金が下がっていっている中、「女の子と話す為だけに1時間1万円」を出せる人間はどんどん減っていくでしょう。
特に若い人の酒離れ、飲み離れは顕著です。
もちろん、経営側には経営側の言い分が有り、光熱費や人件費、色々な物の原価が上がってきているこのご時世そうせざる得ないのは仕方のないことであり、理解も出来ます。
けれどそのせいでお客が減っていったりお金のある一部の客の奪い合いになる事だけは望まない、というのが本音です。
現時点でどうしようもない事はわかっているのですが、どうにかなりませんかね…